KEIRINグランプリ2026の出場選手・ボーダーラインは?選考条件と賞金ランキングを解説

2026年12月30日、いわき平競輪場で開催されるKEIRINグランプリ2026。出場権を争う賞金ランキング(8月17日時点)と当落線上のボーダーライン、9名が決まる選考条件を競輪ナビが整理。古性優作・犬伏湧也ら出場有力選手と、年末決戦の楽しみ方まで解説します。
一年の総決算、KEIRINグランプリ。2026年は12月30日、いわき平競輪場が舞台になる。ここに立てるのはたった9名——賞金と勝利を積み上げた者だけに許された、競輪界の頂上決戦だ。では、いまの時点で出場圏に入っているのは誰なのか。当落を分けるボーダーラインはどこか。そして9名はどんな条件で選ばれるのか。8月17日時点の賞金ランキングをもとに、年末を先取りして整理していく。
KEIRINグランプリ2026とは|12月30日・いわき平で開催
KEIRINグランプリ(GP)は、その年に活躍したトップ選手9名だけが出走できる、競輪で最も格の高い一戦だ。1年間かけて賞金を積み上げ、GIを勝ち、成績を残した者だけがたどり着ける。出場するだけで一流の証明になる——それがグランプリの重みだ。
2026年の開催概要は以下のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | KEIRINグランプリ2026(GP) |
| 開催日 | 2026年12月30日 |
| 会場 | いわき平競輪場(福島県) |
| 出場 | S級9名+補欠1名 |
| 選考期間 | 2026年1月〜11月(競輪祭最終日まで) |
会場のいわき平は1周400mの標準バンク。年末の寒さと相まって、力の要る消耗戦になりやすい舞台だ。バンクの特徴や決まり手の傾向はいわき平競輪場の攻略ガイドで詳しくまとめている。当日のレース・払戻は本日のレースで追える。
出場が有力な9名|賞金ランキング(8月17日時点)
まずは、現時点で出場圏に入っている9名を賞金順に見ていく。ここに並ぶのは、今年の競輪を引っ張ってきた面々だ。
| 順位 | 選手名 | 府県 | 2026獲得賞金 | 区分 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 古性優作 | 大阪 | 252,874,548円 | GI優勝(優先) |
| 2 | 吉田拓矢 | 茨城 | 185,125,822円 | 賞金 |
| 3 | 犬伏湧也 | 徳島 | 137,445,000円 | GI優勝(優先) |
| 4 | 眞杉匠 | 栃木 | 115,925,674円 | 賞金 |
| 5 | 深谷知広 | 静岡 | 84,591,548円 | 賞金 |
| 6 | 松浦悠士 | 広島 | 83,403,774円 | 賞金 |
| 7 | 脇本雄太 | 福井 | 80,143,622円 | GI優勝(優先) |
| 8 | 郡司浩平 | 神奈川 | 57,225,274円 | 賞金 |
| 9 | 新山響平 | 青森 | 55,911,548円 | 賞金 |
頭ひとつ抜けているのが、賞金約2億5,287万円の古性優作。2位の吉田拓矢(約1億8,512万円)が追い、GI優勝で優先出場を決めた犬伏湧也が3番目につける。犬伏はオールスター競輪2026をまくりで制してGI初制覇を飾った選手で、その一戦がこの出場権に直結した。脚質や台頭の背景は犬伏湧也のプロフィール記事にまとめている。
面白いのは、GI優勝で「優先」枠に入った3人(古性・犬伏・脇本)が、賞金順でもそのまま上位9名に収まっている点だ。つまり現状の顔ぶれは、優先枠を抜きにしても賞金トップ9とほぼ一致する。だからこそ、当落を分けるのは10位付近のわずかな賞金差になる。
ボーダーラインは?|9位と10位の差は約196万円
グランプリ争いで一番熱いのは、いつだって当落線上だ。ここが年末まで動き続ける。
8月17日時点で圏内最後尾=9位が新山響平(約5,591万円)。そのすぐ外、**10位が新田祐大(約5,394万円)**で、補欠圏に位置する。その差はおよそ196万円。GI1回の着順や記念での上積みで簡単にひっくり返る、紙一重の距離だ。
| 順位 | 選手名 | 府県 | 2026獲得賞金 | 位置 |
|---|---|---|---|---|
| 9 | 新山響平 | 青森 | 55,911,548円 | 圏内(当落線上) |
| — | ボーダーライン | |||
| 10 | 新田祐大 | 福島 | 53,948,400円 | 補欠圏 |
| 11 | 簗田一輝 | 静岡 | 53,597,400円 | 圏外 |
| 12 | 山口拳矢 | 岐阜 | 52,059,400円 | 圏外 |
| 13 | 荒井崇博 | 長崎 | 51,644,900円 | 圏外 |
| 14 | 清水裕友 | 山口 | 51,086,000円 | 圏外 |
| 15 | 守澤太志 | 秋田 | 50,586,600円 | 圏外 |
10位から15位までが約537万円の範囲にひしめいている。ここにいる新田祐大や清水裕友、守澤太志といった実力者は、ひとつGIを勝てば一気に圏内へ飛び込む力を持っている。年末までのGI・記念シリーズで、この序列は必ず組み替わると見ておきたい。
取材担当いまボーダーの外にいる選手は、もう厳しいんですか?
編集長いえ、まだ十分に射程内です。選考期間は11月まで続きますし、GIを1本勝てば賞金は一気に跳ね上がる。しかもGI優勝者は優先枠に入るので、賞金上位でも安泰とは限りません。新たな優勝者が出れば、そのぶん賞金順の下位が押し出される。むしろ年末が近づくほど、この当落線上が一番の見どころになりますよ。
9名はどう決まる?|選考条件を整理
出場9名は、次の順で選ばれる。ざっくり言えば「勝った者」と「稼いだ者」だ。
- 開催時S級在籍であることが大前提
- GI優勝者(複数いれば全員が優先)
- 世界選手権自転車競技大会ケイリンの優勝者
- 上記で埋まらない残り枠を、選考用賞金の獲得額上位者で確定(同額なら1〜10月開催の平均競走得点上位者)
選考期間は2026年1月から11月の競輪祭(朝日新聞社杯)最終日まで。だからこそ、シーズン終盤のGI・記念での上積みが、そのまま当落を左右する。「優先枠が増えれば賞金枠が減る」というシーソーの関係も、この仕組みから生まれている。
なお、S級在籍でも一定の条件に触れると選考から外れることがある。細かい除外基準は下に畳んでおく。
選考除外の主な基準(詳しく)
以下に該当すると、条件を満たしていても選考から除外されることがある。
- 出場選手選考時に、出場あっせん保留の措置を受けている者
- 開催月に、出場あっせん停止等の措置を受けている者
- 選考期間の出走回数が最低出走回数に満たない者(GI優勝者がやむを得ない事由で下回った場合、オリンピック・世界選手権等の国際大会出場、日本自転車競技連盟公認の強化合宿参加などは、審議のうえ取扱いを決定)
- 選考期間内のGI・GIIにおける失格が3回以上となった者
- 選考期間内に出場あっせん停止等の措置を受けた者(事象内容は精査される)
※上記に当たらなくても、選考除外となる場合がある。最終的な取扱いは主催の発表を確認すること。
年末決戦をどう楽しむ?|いまから追う3つの視点
グランプリは一発勝負の9車立て。ここまでの流れを踏まえて、年末に向けて追っておきたい視点を3つに絞る。
- 当落線上の攻防:新山響平と新田祐大の約196万円差がどう動くか。終盤のGI・記念での賞金上積みを追う
- 新たなGI優勝者の出現:競輪祭などで優勝者が出れば優先枠が増え、賞金圏内の顔ぶれが入れ替わる
- 並びと脚質:グランプリは自力型が多く、ライン形成と番手の攻防が勝負を分ける。買い目が広がるならフォーメーション計算ツールで点数を整理し、本日の予想で日々の感覚を養っておく
一点で当てにいくより、当落線上の動きと並びを見ながら「誰が主導権を握るか」を読むのがグランプリの醍醐味だ。12月30日までに序列は必ず動く。いまのランキングを起点に、年末までの一戦一戦を追ってみてほしい。
まとめ|出場圏とボーダーを起点に年末を追う
最後に、KEIRINグランプリ2026の現在地を3点に整理する。
- 開催は12月30日・いわき平競輪場。S級9名+補欠1名が、GI優勝・世界選手権優勝・賞金上位という条件で選ばれる。
- 8月17日時点の出場有力9名は古性優作・吉田拓矢・犬伏湧也・眞杉匠らで、優先枠3人も賞金トップ9に収まっている。
- 当落線上は9位・新山響平と10位・新田祐大の約196万円差。11月の競輪祭最終日までに序列は動く。
賞金額・順位はあくまで8月17日時点の暫定値。確定情報はKEIRIN.JPの公式発表で必ず確認してほしい。年末の大一番を予想で楽しむなら、的中実績が検証できるか、料金や運営情報が明示されているかまで見極めたい。編集部が根拠付きで選んだ優良な競輪予想サイトは、下のボタンから確認できる。















